あゆみ

「私たちの住む町にも歓喜の歌を響かせたい…」

音楽文化の発展のため発足された深谷市合唱連盟中心に、新たに結成された「第一回深谷第九演奏会実行委員会」とともに手をとり、「深谷第九」は実現に向けて歩み始めた。
地域に根付く音楽環境を育てると言うコンセプトを元に、まず初心者経験者を問わず、深谷市を中心とした近郊住民に、管弦楽、及び合唱両部門の参加を募った。管弦楽部門担当は、「深谷シティフィルハーモニー管弦楽団(旧・深谷シティハーモニック)」。平成十五年二月に発足し、三人からスタートした小さな管弦楽団は、学生を含む幅広い年代層約三十名で構成されるオーケストラに成長し、市内上柴公民館にて毎週日曜日の午後一時より、練習を重ねている。さらに、同年九月に発足した「深谷第九を歌う会」参加者二百名も、市内の公民館や施設を中心に、毎週土曜日の夜七時から練習活動を開始はじめた。

大編成による管弦楽団・混声合唱団が故に、その練習会場を確保することすら間々ならないが、多くの人の手を借り、地域の人々のたくさんの協力を得て、「私たちの手作り第九」は、開催に向けて動き出した。

新緑の輝く六月、埼玉県北地域に、新たな音楽の息吹きが吹き込まれた。
当日、開演に向けて準備を進める深谷市民文化会館大ホールに、「深谷第九」の産声を待ちわびる観客は、開演一時間前より列を成し、開場時間には長蛇の列となった。

深谷市長から激励を受け、緊張の中演奏会は始められた。


 第九・・私も歌ってみたい
 公民館での音取りからスタートした私たちの第九
 本当に幕は開くんだろうか・・・不安な毎日

そして今、私たち、それぞれの第九がここに。

参加者・観客、ひとりひとりの大きな感動のなかで幕は閉じた。

現在深谷シティフィルハーモニー管弦楽団は、演奏会終了後に入団した新たなメンバーも加え、既に次の演奏会に向けての練習活動を始めている。

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第一回深谷第九演奏会
日時:2004年6月6日(日)14時開演
場所:深谷市民文化会館大ホール


曲目 ベートーヴェン交響曲第9番ニ短調作品125合唱付
指揮者 三河 正典
管弦楽 深谷シティフィルハーモニー管弦楽団
副指揮者:井上博文
合唱 深谷第九を歌う会
合唱指揮:北川 裕
主催 第一回深谷第九実行委員会
共催 深谷市合唱連盟
後援 埼玉県、深谷市、深谷市教育委員会、テレビ埼玉、深谷にぎわい工房、読売新聞さいたま支局、
埼玉新聞、FM-NACK5、埼玉県合唱連盟、朝日新聞さいたま支局、(株)ヤマハミュージック関東本庄店
深谷ロータリークラブ、深谷ノースロータリークラブ、深谷東ロータリークラブ

出演者紹介


■三河正典 (指揮者)
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Conductor: Masanori Mikawa

東京芸術大学作曲科および指揮科に学ぶ。その後、パリ・エコール・ノルマル音楽院に留学し、満場一致の首席で卒業。
作曲を、北村 昭、佐藤 眞、近藤 譲、池野 成の各氏に、
指揮を、小林研一郎、松尾葉子、ドミニク・ルイッツ、秋山和慶、河地良智の各氏に師事。
さらに、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ氏の下で研鑽を積む。
これまでに、日本フィルハーモニー交響楽団、オーケストラ・アンサンブル金沢、群馬交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団をはじめとする各地のオーケストラを指揮するほか、
小田原フィルハーモニー交響楽団、世田谷交響楽団、湘南弦楽合奏団、女声合唱団VOCE・SONAREの指揮者を務める。
また、世田谷交響楽団においては音楽監督に就任し、新国立劇場、二期会など、オペラ公演の正・副指揮者としても活躍している。
確かな指揮テクニックと、深く情熱的な音楽作りは高く評価され、今後の活躍が非常に注目されている指揮者の一人である。

ソリスト紹介
NOW PRINTING.... ■駒井ゆり子 (ソプラノ)
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Soprano: Yuriko Komai

東京音楽大学オペラコース卒業。同大学院修了。同大学で給費奨学生としてザルツブルグ国際音楽アカデミーに短期留学、声楽とイタリア語でディプロマを取得。ザルツブルグにてミラベル宮殿コンサートに出演。二期会オペラストゥーディオ第44期マスタークラス修了。修了時に優秀賞、奨励賞を受賞。二期会オペラ研究所第4期プロフェッショナルコース修了。芹沢文子、野村陽子、中村智子、U.ハイルマン、E.マティス、U.リュッティマン、故東敦子、故滝沢三重子の各氏に師事。サントリーホールオペラアカデミーメンバー。二期会フランス歌曲研究会運営委員。二期会会員。
歌曲の分野では二期会近代フランス歌曲の夕べ、国際シューベルト協会主催によるリーダーアーベント、エディット・マティスソプラノリサイタル共演等、ドイツ・フランス歌曲を中心としたプログラムに数多く出演。オペラでは山田敦指揮(ニューヨークシティフィル指揮者)「ヘンゼルとグレーテル」(ヘンゼル)、「泥棒とオールドミス」(レティーシャ)、二期会修了公演「ドン・ジョヴァンニ」(ドンナ・アンナ)、サントリーホール主催、マルコ・ボエーミ指揮サントリーホールオペラ「カルメン」(フラスキータ)、東京アマデウス管弦楽団30周年記念オペラ「魔弾の射手」(アガーテ)等出演。コンサートでは、二期会研修所コンサートをはじめ、東京音楽大学記念コンサート、豊島区吹奏楽団特別公演ソリスト、石川県芸術祭特別公演マーラー「復活」(ソプラノソロ)等出演。その他ボランティアコンサートにも力を入れている。
全日本学生音楽コンクール大学一般の部東京大会第2位。東京文化会館新進音楽家デビューリサイタルオーディション合格。同リサイタル出演。フランス音楽コンクール声楽部門フランス総領事賞。国際ベルヴェデーレオペラオペレッタコンクール、オペラ部門日本代表。ウィーン本選出場、ならびに第2回盛岡賞。長久手オペラ声楽コンクール第3位。第5回藤沢オペラコンクール入選。コンセールマロニエ21入選。日本モーツァルトコンクール第2位。東京文化会館主催、第一回東京音楽コンクール第2位。今年夏よりフランス留学予定。

*出演者の都合により、ソプラノ藤田美奈子は出演しなくなりました。予めご了承ください。
■杉田 美紀 (アルト)
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Alto: Miki Sugita

国立音楽大学大学院音楽研究科(ドイツ歌曲専攻)修了。二期会オペラスタジオ第40期マスタークラス修了。修了時に優秀賞受賞。
オペラでは、新国立劇場オープニング記念公演『ローエングリン』小姓役、二期会新進オペラ公演『フィガロの結婚』ケルビーノ、99年(財)愛知県文化振興事業団公演『ヘンゼルとグレーテル』ヘンゼル、00年11月、日生劇場オペラ教室『ヘンゼルとグレーテル』にも同役で出演。01年4月新国立劇場小劇場オペラ『ねじの回転』少年マイルズで出演、確実な音楽性と溌溂とした舞台姿で好評を博した。01年1月N響定期公演ヘンツェ作曲『ヴィーナスとアドニス』(準・メルクル指揮)に出演。02年12月には新国立劇場・二期会共催公演『ナクソス島のアリアドネ』ドリアーデ役で出演した。
コンサートでは、二期会歌の花束コンサート、またシューベルトやヴォルフの歌曲によるコンサート等に出演。
その他、バッハ『ロ短調ミサ』、モーツァルト『レクイエム』、ベートーヴェン『ミサ・ソレムニス』等、宗教曲のソリストとしても幅広く活動している。
二期会会員。
■岡本 泰寛 (テノール)
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Tenor: Yasuhiro Okamoto

東京藝術大学音楽部声楽科卒業。同大大学院音楽研究科修了課程修了。
1994年、1996年日伊コンコルソ入選。98年第34回日伊コンコルソ第二位入賞。1999年第4回藤沢オペラコンクール入選。東京文化会館新進演奏家オーディション合格。2002年第13回日本声楽コンクール入選。
伊藤亘行、高丈二、村上絢子、川上洋司に師事。
1988年、「ドン・ジョヴァンニ」にトン・オッターヴィオ役、'94年「魔笛」タミーノ役、'95年「ラ・ポエーム」ロドルフォ役、'97年「こうもり」アルフレード役、'98年「ファウスト」ファウスト役などに出演。
2000年には4月新国立劇場・二期会共催公演「サロメ」、8月日生劇場オペレッタ「羽衣」、10月「コシ・ファン・トゥッテ」フェランド役、2001年7月二期会「ファルスタッフ」、2002年二期会「フィガロの結婚」(宮元亜門演出)、7・8月ベルギー王立歌劇場モネ劇場提携公演「ニュルンベルクのマイスタージンガー」、12月には新国立劇場・二期会共催公演「ナクソス島のアリアドネ」,2003年1月新国立劇場小劇場「無人島」に出演し好演した。
コンサートでは、'92年ベートーヴェン交響曲第9番、'96年グノー「チェチーリア・ミサ」、'99年ベートーヴェン「ミサ曲ハ長調」(新日本フィル)、などのソリストを務める。
'99ねんには「二期会サマーコンサート」に出演し、好評を得、岐阜サラマンカホールにてモーツァルト「レクイエム」を名古屋フィルハーモニーと共演。
二期会会員。
■吉原 輝 (バリトン)
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Baritone: Teru Yoshihara

東京藝術大学音楽学部声楽科卒業、同大学院終了。ミラノ音楽院留学。その後シュトゥットガルト国立音楽大学大学院リート科及びオペラ科を修了。第7回奏楽堂日本歌曲コンクール第一位入賞、第67回日本音楽コンクール入選。
1996年さいたま・シティオペラにて『蝶々婦人』のシャープレス役でオペラデビュー。その後国内では、東京室内歌劇場公演「ロング・クリスマスディナー」ロードリック役、横浜シティオペラ「ドン・ジョバンニ」マゼット役等を好演。また榛名日本歌曲音楽祭、NHK-FM「フレッシュコンサート」等にも出演した。
2000年シュトゥットガルト国立室内歌劇場にてオペラ「ジャンピング・フロッグ」の“ギター弾き”役で、ドイツにおけるオペラ・デビューを果たし、その主な活動の拠点をヨーロッパに移す。その後は同劇場にてオペラ「天使と死神」“神様”役や、スイスにてオペラ「魔の山」ナフタ役を初演、ヴィルトバート・ロッシーニ音楽祭にも参加するなどその活動は、ラジオでも放送され、またドイツの新聞紙上でも絶賛された。
またコンサート活動としては、既にフランス、ハンガリー及びドイツで、バッハ「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「ロ短調ミサ」、カンタータ、ヘンデル「メサイア」「サウル」、ハイドン「天地創造」「四季」、メンデルスゾーン「エリア」「パウロ」等150回を超えるコンサートに出演するなど、国際的に活躍している。
加えて自主企画として、ドイツ国内で、「Deutsch-Japanischer Dialog」と題し、日本歌曲をドイツで紹介する演奏会も積極的に行っている。2003/04年は、多数のコンサートに加え、ドイツのウルム歌劇場「カルメン」にダンカイロ役で出演予定。
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このコンサートは、市民の声から始まった、一から手作りの第九演奏会です。
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